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タナカレンコン

2018.03.30 /


最近、野菜に興味津々です。
1つ1つ丁寧に手間ひまかけて作られた野菜は、
本当に信じられないくらい美味しいですよね。
今日は最近食べた美味しいレンコンから考えたことを。

レンコンは『蓮根』と書きますが、
正確には、根ではなく茎(地下茎)だということはご存知でしたでしょうか。
そしてあの特徴的な穴は、葉から得た酸素を地中に送るため、
また、自重を軽くして浮き易くするためにあるようです。
実に特徴的な形をしていますが、
その環境に適した必要な形であったわけですね。
これは読み替えると、その環境と目的に対しての
『必要』を追い求めた時、少なからず形状的な特徴が出てくる、
とも受け取ることができそうです。
僕はそれをとても美しいことだと思っていて、
こっそり、というわけでもありませんが、
日々の設計やデザインの中でやんわりと目指しているところです。
敷地が別で、要望や条件、状況が異なれば、
同じような建物になるはずがなく、それが似たような建物として
街にコピーされたように建つのは、やはり不自然だと思います。
人がみんな違うから美しいのと同じように。

存外、不自然に見える形の方が自然だったりすることもあるわけで、
(もちろん、最終的な美観は絶対に大切)
無数にある可能性の中から、よりふさわしい形を探求することが
すなわち設計行為とも言えるわけですが、
どうりで手間も時間も掛かるわけですね。

また、レンコンは円形で、穴も円形ですね。
円という形は、表面積を最小限にしつつ、構造的にも安定する合理的な形状です。
強度も保ちつつ軽量化させる際も、よく円状に穴をあけます。
このように、自然からの学びは多く、
さらに健康に良く美味しければまさに一石三鳥。

さて、この美味しいレンコンについて。
タナカレンコンは、1本ずつ手掘りで収穫され、
市販の皮の白い渋抜きをしたレンコンとは異なり、美味しさが詰まっています。
香りも良く、シャキモチっとした食感が印象的。
皮が黒く見えますが、皮のタンニンがフライパンの鉄と反応して
タンニン鉄になった為で、身体への害はなし。
輪切りと繊維方向に切った場合とで、
食感が変わって面白いのでぜひお試しください。
輪切りにすると小さくなってしまうような
細い部分を繊維方向に切ると、
2種類楽しめるかと思います。

ちなみに、鉄フライパンは良いですねー。
自宅では柳宗理さんのド定番のものを
愛用していますが、おすすめです。

数年前に、鳥取で出会った農家さんの畑の見学と
お話を伺った際に感じたことですが、
農業は科学だと思っていて、とても面白いです。
生まれ変わったら農家になりたいかも。