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KOSUKE ARIYOSHI

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TO KARATSU part.1

2018.05.12 /

最近、仕事で呼子に行く機会が増えています。
福岡から呼子へは自ずと唐津を通るわけですが、
ふと、そう言えば唐津焼についてあまり知らないなと思い、
帰りに唐津焼を探しに行ってきました。
とは言え、思いつきで下調べもせずに来たので
どこに行けばあるのかもわからない状態。
しかし手元にはかじりかけのリンゴ印の機器。
こういう時、現代人で良かったと思います笑

唐津バーガーを近くの公園で頬張りつつ、
(この日は本当に気候が良くて最高でした)
スマートフォンで調べていると、
『草伝社』という1軒のギャラリーが目に留まりました。
唐津市街地から車で15分くらいだったかな。
看板もなくわかりにくい立地ですが、近いです。

ここの良いところは、建物の雰囲気の良さと
唐津焼の様々な作家作品を、
一同に並べて見る事ができるところです。
自分みたいな初心者にはうってつけ。
店主の原さん(本職は和菓子職人!)も気さくで
唐津焼にまつわることからそうでないことまで、
様々なことをたくさんお話して下さいました。

唐津焼の特徴は、唐津に堆積した土の種類が多く
様々な色味や風合いの作品があること、
登り釜の焼むらや、灰の付着などによる汚れを
味わいとして愉しむ文化があること。
(間違っていたらこっそり教えてください)
ですので、表現が変かもしれませんが、
素材感や民芸色の強い作品も多く、
現代的で洗練された作品と入り交じり、
唐津焼は、他地域に見られるような一定の特色が見えにくく、
バラエティー豊かなこと自体が特色であるように
感じました。

散々悩んだ挙句、ここでは気になった
土屋由起子さんのお皿をペアで頂き、
時間の関係で一番気になった窯元さんを1つだけ
見てまわる事にしました。
(次に続きます)

TO KARATSU part.2

2018.05.12 /






草伝社、原さんの味のある手描き地図を頼りに、
monohanakoさんのアトリエを訪問しました。
ここは、、教えてもらわないと確実に迷います笑
静かで空気が美味しく、まさにアトリエにぴったりな環境。
作品も好みで、女性らしい繊細さと大らかさ、
良い割り切りを感じる爽やかさが見てとれます。

monohanakoは、陶芸家の中里隆氏を父に持つ、
中里花子氏のアトリエです。
アメリカにもアトリエをお持ちのようで、
唐津と行き来しながら作陶しているとのこと。
何となく気になって訪れた窯元でしたが、
当たりだったようで良かったです。
作業場も見せて頂き満足。
ジジのような黒猫が懐っこくて愛らしく、
最後の方は猫に夢中。
猫好きも楽しめます笑