ロッジ風木造戸建て焼肉店の居抜き改修プロジェクト。肉屋が提供する新鮮で高品質な素材を扱う焼肉店にふさわしい空間が求められた。改修にあたり、既存の山小屋風イメージを完全に払拭するだけの工事は採算がとれない為、建物の輪郭や一部仕上を活かしつつ個室感と高級感を追求。内外装共に全体をグレートーンで漂白し、既存サッシとロースターの素地色であるブラックを引用、床や照明など随所をブラックで締めている。大量の火打材や構造材、様々な凹凸など、既存要素の異様な多さを色数を絞ることで整地した。個室はオリジナルの可動間仕切によって、店舗全体を貸切に対応可能なワンルームにすることもできる。
福岡県みやま市