2015年に改修した事務所”256″のトイレを新たに改修した。扉を遮音仕様に作り変え、サウンドデコレーターを導入し利用時のプライバシーを高めつつ、特に汚れの目立つ床の塗装を行った。引手や鍵、ペーパーホルダーは自身のオリジナルプロダクトや既製品サンプルを用い、丁番は既存金物を再利用するなど、今あるものを最大限に活かすことをルールに構成した。扉を遮音仕様とする為、扉から明かり窓を無くす代わりに、上部壁の隙間をモルタルで埋める際にサンプルとして所持していたφ30のアクリル棒を差し込み、その代用とした。トイレ使用時にアクリル棒が光ることで使用中であることを示すサインとなる。
福岡県福岡市南区