新型コロナのパンデミックにより、非接触型勤務形態(いわゆるテレワーク)への移行が世界中で広がっている。中でも在宅勤務の増加は、自宅を快適な仕事環境に整える為の新たな改修需要にもつながっており、本プロジェクトもその流れにある。施主宅マンションの一角にデスクと造付収納を設け、コンパクトなワークスペースをつくった。
家具は、既存家具やインテリアとの調和からブラックチェリーを基調としつつ、デスク天板にのみ、耐摩耗性、指紋レス、高級感のある質感・触感などの理由で、電子線硬化樹脂化粧板を採用した。デスクは脚部を僅かに内側へセットバックさせており、既存巾木との干渉の回避や、同時に壁際の電気配線スペースを確保している。
余談となるが、現場が東京と遠方ではあったが、過去のメキシコ旅行で偶然に知り合った、東京を拠点とする家具製作会社の方と綿密に連携することで問題なく納めることができた。行動することの大切さを改めて感じたエピソード。
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