1㎡=10万円という一般的なリフォーム費用で物件取得から改修までを実験的に行ったプロジェクトです。用途上不必要なものをすべて割り切り、素材選びや作り方、見せ方、建築プロセスから見直し、コストを極限に押さえながらも一手間のある空間づくりを試みました。例えば、床、棚、手洗いカウンターはすべて200mm幅の杉足場板を使用していますが、設計に合わせて素材を決めるのではなく、その材料を使って作れる設計にするという本来とは逆のプロセスで空間を作っています。荒々しくも過去の痕跡を活かすことでリノベーションらしい仕上りになりました。一部仕上を兼ねた壁画は画家のYABU氏、ワークテーブルの製作はNINE PER ONEのヤマウチマサヒロ氏です。
https://notequal.jp/project/781 WORK TABLE
福岡県福岡市南区