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KOSUKE ARIYOSHI

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TO SCANDINAVIA 2nd day Vol.3

2020.11.23 /

●北欧2日目(④)

①ホテル朝食 → ②散歩 → ③復活の礼拝堂 → ④聖十字架礼拝堂 → ⑤ピネラレストラン → ⑥聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂 → ⑦ヘスバーガー

2日目その3。(2日目その2はこちら)復活の礼拝堂をひとしきり堪能した後、同じ共同墓地内にある『聖十字架礼拝堂』を目指します。こちらは復活の礼拝堂の26年後、1967年竣工で設計はペッカ・ピトゥカネン。
自然との対比・連続という点においては復活の礼拝堂と同様ですが、その意匠は大きく異なります。復活の礼拝堂がエモーショナルかつ詩的な意匠であることに対し、こちらは水平・垂直を基調とし、黒塗装した鉄、荒々しいコンクリート、平滑なガラスを素材とするいわゆる寡黙な正統モダニズム建築。復活の礼拝堂が傑作すぎるのと、禁欲的な意匠で地味なこともありどうしても霞んでしまいますが(事実、日本ではあまり有名ではありません)、こちらも大変素晴らしい建築です。天井高さをグッと抑え、欄間の嵌め殺しガラスやキャンチレバーによる徹底したディテールによって、軽やかに浮いたコンクリートスラブが水平に連続することで内外をつなぐ明快な構成となっています。洗練されたオリジナル照明器具のディテールや、自然採光の為の開口部の計画、床のコンクリート目地の割付など、プロじゃないと分からないような胸熱ポイントが随所に潜む隠れた名作だと思います。












一転、祭壇は吹抜天井となっており、特別に強調された空間となっています。トップライトがやや控えめ過ぎる(同一空間内の開口部に優劣をつけてその差異を強調したかったのだと思います)のと少々間延びした寸法感は気になりましたが、光というより闇の美しい空間だという印象。とは言え、谷崎潤一郎の陰翳礼讃とは異なる世界観、あくまでコントランスによる美。無彩色な世界に飛び込む桃源郷のような外部の緑が、強烈な美しさを放ち今尚脳裏に焼きついています。復活の礼拝堂と合わせてこちらも必見です。
















続く

TO SCANDINAVIA 2nd day Vol.2

2020.11.23 /

●北欧2日目(③)

①ホテル朝食 → ②散歩 → ③復活の礼拝堂 → ④聖十字架礼拝堂 → ⑤ピネラレストラン → ⑥聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂 → ⑦ヘスバーガー

2日目その2。(2日目その1はこちら)散歩後いよいよ『復活の礼拝堂』へ向かいます。トゥルクの移動は「Foli」という市営バスを使うと便利です。旅行者用のトラベルチケットを滞在日数分をあらかじめ購入しておけば、ほぼ乗り放題。乗るときにICパスをリーダーにかざすだけで簡単に利用できます。確か2日券で10ユーロくらいだったかと思います。

『復活の礼拝堂』は、市街地よりバスで20分ほど行ったところにある広大な墓地の一角にひっそりと佇んでいます。日本では馴染みありませんが、1941年完成の建築家エリック・ブリュッグマンの代表作。フィンランド特有の横からの自然光と、息を飲むほどの美しい松林の風景をロマンティックに取り込むことを意図したであろう非対称の配置、形態、座席、開口部。そして細部にまで意識を張り巡らせた意匠と素材使い、まさに圧巻です。たまたまどこかの建築大学?の教授と生徒と現地が一緒になり、声をかけてもらって一緒に見学させてもらうこととなりました。フィンランドの光と死生観を感じる素晴らしいロケーションと建築でした。



































続く

TO YUFUIN

2020.11.10 /

















母の祝いで両親と湯布院へと行きました。朗らかな気候と秋晴れに恵まれ、とても良い時間を過ごすことができたように思います。亀の井別荘のレストラン湯の岳庵の入店を待つ間に、久しぶりに湯布院周辺を散策。少し早めの紅葉でしたが、それでも十分に美しく一眼カメラを持ってきて正解でした。ランチでは御膳と鯉のアラをオーダー。幼い頃以来の鯉でしたが、臭みも全くなく酢味噌とも相性ばっちりで美味しく頂けました。
金鱗湖の畔カフェ・ラ・リューシュでは、水墨画家の浦正さんの個展初日ということで、ライブドローイングとそれに合わせたUQIYOのライブが行われていました。環境、ドローイング、音楽、美しいものばかりに囲まれて身も心も大いにリフレッシュ。実は浦さんは兄の同級生。この日は僕も日頃よくお世話になっている福岡の知り合いが多く訪れていたこともあり、湯布院なのに、まるで福岡で開催されているような温かな空間となっていました。兄の仕事でもありますが、カフェ・ラ・リューシュもリニューアルしたばかりで、クロワッサンのお店ができていたり内装も新規一転。湯布院には谷川さんのジャズと羊羹といった素敵なお店もあり、浦さんの展示と合わせて今の季節とてもおすすめです。

山家料理 湯の岳庵
CAFE LA RUCHE
ジャズと羊羹