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福岡市科学館 特別展『絵本とあそぼうはじめての?』映像公開

2025.04.19 /

福岡市科学館にて開催中の特別展『絵本とあそぼうはじめての?(ハテナ)』の映像が公開されています。当展示会場の空間構成を弊所にて担当させていただきましたので、空間について少しご紹介したいと思います。

誰もが親しみのあるダンボールを素材に用いて6つの絵本の世界を空間化。その数1000をも超える特注で設計されたダンボールボックスをはじめ、絵本を載せる本棚やスツール、サインやグラフィックパネルなどできるかぎりの部位にダンボールを用いています。

ダンボールという素材をセレクトしたことは、今回のプロジェクトにとってとても重要でした。まず生地が紙であり絵本との相性がよい。次に誰にとっても馴染みのある素材であること。環境に優しい。軽く柔らかく運搬がしやすい。怪我をしにくい。ボックスにすれば自立し積み方で自由な形状にできる。このようなダンボールの持つ特徴の数々がまさにうってつけだったわけです。

【絵本の公園】をイメージした会場には、様々な発見、遊び、驚きや学び、コミュニケーションのきっかけがあり、こどもはもちろん大人だけでも楽しめます。また、ぐるぐると自由に回遊できるつくりになっているので、いつでも何回でもどんな順序でも、進んだり戻ったりしながら好きなところで好きなだけ楽しむことができるようになっています。それはまさに公園のようでもあり、絵本そのものでもあるように感じています。

会場を巡るうちに、テーマごとに集められた様々な絵本と出会うことができます。厳選された約800冊もの絵本を好きなだけ楽しんでもらえたらうれしいです。

2025年5月6日まで開催中ですので、ぜひお越しください。

○展示詳細
https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/sp_exhibition/2025/01/ehontoasobou.html

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総合プロデュース:高宮由美子/YES AND
空間:有吉弘輔/NOTEQUAL
グラフィック:江副哲哉/あおいろデザイン
メインビジュアル・『さくらのふね』空間壁画:きくちちき
造形:角孝政
サウンドデザイン:横内陽子
施工:藤本将太/フジモトサインズ
吊施工・照明:糸山義則/ステージクルー・ネットワーク
ダンボール素材:九州ダンボール
ダンボール構造サポート:荒木康佑/XYZ structure
映像:仁田原力/Quentany Graphic Studio
選書:高宮由美子 
選書協力:奥由美子/ナツメ書店
総合マネージャー:古賀由美子
主催:福岡市科学館

THE VILLA

2024.08.09 /











自然との静かな対話をテーマに、海や森、大地や空、光や風、植物や動物、そして時の移ろいを感じることができるプライベートヴィラをデザインしました。こちらは残念ながら実現しませんが、このような比較的スケールの大きなプロジェクトも対応可能ですのでお気軽にご相談ください。デザインや設計・監理はもちろん、住宅・ホテルなど規模や用途を問わず企画段階からサポートすることもできます。建築を絡めた新しい事業を考えられている方とも企画から並走し、最終的に事業内容に沿った建築や空間デザインに落とし込んでいくこともできます。とくに子どもの成長や教育関連、また社会問題に切り込むような新しいアイデアでより良い未来につなげることのできる事業や意欲的な計画は、是非ご一緒したいです。

下記リンク先により多くのイメージ画像があります。是非ご覧ください。
https://notequal.jp/project/3742

|| CREDIT ||
Architectural Design : Kosuke Ariyoshi / NOTEQUAL
Video Editing : Kosuke Ariyoshi / NOTEQUAL
CG Production : Mao Hashimoto / NOTEQUAL
Painting Work : Naoki Yabu
Project Support : Atsuyoshi Tanaka

Location : Fukuoka, Japan

若久の現場

2021.11.23 /




福岡市南区若久にて、ご夫婦のための住まいの新築現場が進んでいます。住宅処女作のちいさな家に続き、なんと屋内の扉がトイレと浴室だけのストイックな「都市型立体ワンルームハウス」となる予定です。いつもやっていることですが、ひとつひとつの寸法や納まりを一度描き上げた設計図まかせにせず、ゼロベースで何度も考え直し、慎重に、丁寧に決めていっています。あと2ヶ月ほどで完成です。