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KOSUKE ARIYOSHI

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団地改修の現場

2017.10.22 /




団地改修の現場が、もう一息です。
築34年/50㎡、住宅ローンの適用可能な
ぎりぎりの条件を満たした団地を舞台に、
最小限の住居をつくっています。

大きく、広く、立派な家も良いですが、
慎ましく、でも細部に至り希望や好みを反映した
衣服のような空間が手に入るのなら、
それも良いのではと思います。

最小限の住まい、というテーマは、
飽食の現代だからこそ、縮小の時代だからこそ、
今取組むべきテーマであると常々考えています。

もちろん、大きな家がだめというのではなく、
住まい手の多様な価値観への対応や、
家族間や近隣との距離感の問題、3世代居住、
シェアハウス、動物との同居、Airbnb、
現代の住まいを取巻くテーマは多岐に渡ります。
単にサイズといった1つの要素を持ち出して
良いとか悪いとかを判断するのは野暮で、
適切な住まい、適切な建築、適切な計画であるか
否か、即ち総合的なバランスの中で適切か否かを
判断してはじめて意味を持ちます。

僕たちは常にそのようなことを考えて
設計やデザインと向き合っています。
ですので、住まいや建築の計画をされる場合は、
できるだけ早い段階で身近なプロに
ご相談されると良いかと思います。

話が脱線してしまいましたが、
もうすぐ完成します。

To KAGOSHIMA

2017.10.15 /





建築九州賞2017の最終審査である現地立会の為、
大好きな鹿児島に行ってきました。
せっかくなので前入りし、設計から施工まですべて自分でできるマルチな後輩が、
自邸をセルフビルドしたとのことでご訪問させて頂きました。

中村好文さんの自邸レムハットを彷彿とさせる、
最小限の小さな小屋といった趣きと
端正なディテールが素晴らしい住宅でした。
これから庭が育ち、建物が経年変化し、
どんどん良くなっていく様が脳裏に浮かびます。
32歳と非常に若く今後がとても楽しみです。
個人的に、今は圧倒的にローカルの時代だと思っています。
ぜひ鹿児島で最先端を実践していってほしいと思います。

目的の現地審査も問題なく終えました。
果報を寝て待とうと思います。

解体

2017.10.07 /






陶芸小屋をつくるプロジェクトが着工しました。
既存小屋の改修と、新たに窯小屋と離れの倉庫をつくります。
自分たちでできることは自分たちで、
ということで、解体も施主自ら参加して頂きました。
僕も少しお手伝いしたのですが、
全身筋肉痛でロボットみたいになっています。。
今後が楽しみです。