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KOSUKE ARIYOSHI

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アワードに応募するということの意義について

2022.08.19 /

まだいずれも審査途中ではありますが、公式に発表されていますのでご報告させて頂きます。僕の事務所は業界的には最小規模の設計事務所でして、従業員も少なく、一年間で完成する仕事も非常に少ないのですが、昨年完成したプロジェクトが幸運にもいくつかのアワードにて勝ち上がっています。もちろん自分の力だけではありませんし、運もあるかと思いますが率直にありがたいと思っています。アワード応募を決して建築やデザインの目的だとは思っていませんが、「早い・安い・簡単・わかりやすい」が正義となりがちな現代において、ひとつひとつの線や判断に拘り、理想を追求し、少なくない時間をかけた物づくりの苦労(本当に大変なのです)の先に第三者的な評価をいただけることは、大変に意義のあることだと感じています。クライアントはもちろん、関わってくださったスタッフや協働して頂いているブレーンの方、職人やメーカーの方、相談に乗ってくださった方、多くの方々の名誉や誇りに繋がればという想いで取り組んでいます。そしてその父や母、大人の背中をみて、未来の建築家や職人が育てば最高だなと思っています。正直、応募するのにも多くの時間とエネルギーを使いますし、それなりに費用も発生します。その割に仕事にはあまり繋がりません笑 独立したての時は自己顕示欲のようで格好悪いと思っていたアワード応募ですが、6年前あたりにその間違いというか視野の狭さに気づき上記のような理由からむしろ積極的にチャレンジするようにしています。他にも結果待ちのものはありますが、とりあえず最後までがんばります。

・日本空間デザイン賞2022 Shortlist(ファイナリスト) / 最終審査待ち
・JID AWARD 2022 二次現地審査(ファイナリスト) / 最終審査待ち
・日本建築学会九州支部建築九州賞 二次審査 / 公開プレゼンテーション待ち