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KOSUKE ARIYOSHI

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太宰府、フィンランド、夏の気配。

2018.06.19 /








太宰府天満宮で開催中の展示、
『太宰府、フィンランド、夏の気配。』を観に、一路太宰府へ。
太宰府天満宮は、実は裏の丘陵にある社群の
立体的なアプローチが良かったりします。
マニアックですが是非一度ご覧あれ。

展示では、太宰府をイメージした
元マリメッコのテキスタイルデザイナー石本藤雄さんの陶器作品と、
写真家・津田直さんの作品がご覧になれます。
空間構成はおそらくマリメッコのインテリアデザインで著名な
小林夫妻主宰のimaではないかと思われます。
珍しいですが、どちらも撮影OKです。
文書館は、建物自体も見応えありますよ。



おまけですが、案内所も新しくなっていました。
こちらのデザインもimaが担当されたとのこと。
それと、太宰府の有名建築と言えば、
隈研吾さん設計のスターバックス。
(実はまだ入ったことがないのは内緒。。)
梅ヶ枝餅は『かさの家』と『きくち』で味比べ。
味が結構違くて意外と面白いですよ。
最後の蛇足写真は抹茶アイス。

たまに来ると変化もあって良いですね。

香椎宮

2018.06.19 /





福岡で有名な神社と言えば、どの神社を思い浮かべますか?
太宰府天満宮、住吉大社、筥崎宮、宗像大社、宮地獄神社、護国神社、、、
いくつかあると思いますが、
実は福岡で、最も格式の高い神社が『香椎宮』であることはご存知でしょうか。
福岡でというより、むしろ九州でも大分の宇佐神宮に並ぶトップ2の格式、
日本全土でも出雲大社や春日大社などと並ぶ、勅祭社の1つなのです。
驚きですよね。

香椎の語源である『カシヒ』は古事記や日本書紀でも散見され、
香椎という字は、主神である仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の棺を、
同じく主神であり皇后であった神功皇后(じんぐうこうごう)が椎の木に立てかけた際、
異香があたりに広がったのが始まりだとか。
昔の人はなんて繊細で美しい感性をお持ちだったのだろう。。
センスの良さに感動を覚えます。
そして香椎宮の起源は、なんと西暦200年!
仲哀天皇崩御の際、妻である神功皇后がその慰霊として祭ったのが
はじまりとされています。
古くは『香椎廟』と呼ばれていたそうですね。

ウンチクはこれくらいにしますが笑、
僕の大学の恩師である建築家・松永安光さんが大学のゼミで、
『歴史を学び知ること無しに設計はあり得ない』
というような意味のお話をされていたことを思い出します。
神社から学ぶことも本当に多いなと感じます。

TO KARATSU part.1

2018.05.12 /

最近、仕事で呼子に行く機会が増えています。
福岡から呼子へは自ずと唐津を通るわけですが、
ふと、そう言えば唐津焼についてあまり知らないなと思い、
帰りに唐津焼を探しに行ってきました。
とは言え、思いつきで下調べもせずに来たので
どこに行けばあるのかもわからない状態。
しかし手元にはかじりかけのリンゴ印の機器。
こういう時、現代人で良かったと思います笑

唐津バーガーを近くの公園で頬張りつつ、
(この日は本当に気候が良くて最高でした)
スマートフォンで調べていると、
『草伝社』という1軒のギャラリーが目に留まりました。
唐津市街地から車で15分くらいだったかな。
看板もなくわかりにくい立地ですが、近いです。

ここの良いところは、建物の雰囲気の良さと
唐津焼の様々な作家作品を、
一同に並べて見る事ができるところです。
自分みたいな初心者にはうってつけ。
店主の原さん(本職は和菓子職人!)も気さくで
唐津焼にまつわることからそうでないことまで、
様々なことをたくさんお話して下さいました。

唐津焼の特徴は、唐津に堆積した土の種類が多く
様々な色味や風合いの作品があること、
登り釜の焼むらや、灰の付着などによる汚れを
味わいとして愉しむ文化があること。
(間違っていたらこっそり教えてください)
ですので、表現が変かもしれませんが、
素材感や民芸色の強い作品も多く、
現代的で洗練された作品と入り交じり、
唐津焼は、他地域に見られるような一定の特色が見えにくく、
バラエティー豊かなこと自体が特色であるように
感じました。

散々悩んだ挙句、ここでは気になった
土屋由起子さんのお皿をペアで頂き、
時間の関係で一番気になった窯元さんを1つだけ
見てまわる事にしました。
(次に続きます)

TO KARATSU part.2

2018.05.12 /






草伝社、原さんの味のある手描き地図を頼りに、
monohanakoさんのアトリエを訪問しました。
ここは、、教えてもらわないと確実に迷います笑
静かで空気が美味しく、まさにアトリエにぴったりな環境。
作品も好みで、女性らしい繊細さと大らかさ、
良い割り切りを感じる爽やかさが見てとれます。

monohanakoは、陶芸家の中里隆氏を父に持つ、
中里花子氏のアトリエです。
アメリカにもアトリエをお持ちのようで、
唐津と行き来しながら作陶しているとのこと。
何となく気になって訪れた窯元でしたが、
当たりだったようで良かったです。
作業場も見せて頂き満足。
ジジのような黒猫が懐っこくて愛らしく、
最後の方は猫に夢中。
猫好きも楽しめます笑