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KOSUKE ARIYOSHI

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TO SCANDINAVIA 4th day Vol.1

2022.01.05 /

●北欧4日目(①〜④)/ Finland to Sweden

①ヴァルタハムネン・ターミナル → ②徒歩&トラム → ③バーンズホテル → ④スカンセン → ⑤夏至祭 → ⑥徒歩&フェリー → ⑦ガラムスタン → ⑧夕食

4日目その1。(3日目はこちら/旅初日はこちら)シリヤラインで国境を越え、フィンランドからスウェーデンに入りました。宿泊予定のバーンスホテルに向かうべくストックホルム市街地を目指します。移動にはトラムを利用しますが、トラムの駅がヴァルタハムネン・ターミナルと直結しているわけではなく、わずかなサインを頼りにそこそこ歩く必要があります。ストックホルム全体に言えることですが、トラムのホームにはアートがたくさんあって、市民レベルでの文化意識の高さを感じます。1863年開業のバーンズホテルは150年の歴史ある4つ星ホテルです。オプションの朝食をつけてもらいましたがこれが正解。後日詳しくご紹介します。













ホテルにチェックイン後、この日一番の目的〔夏至祭〕に参加すべくスカンセンを目指します。スカンセンは広大な敷地に野外博物館や動物園、遊園地などがありちょっとしたテーマパークのようです。この敷地内に夏至祭の会場があるのですが、如何せん広すぎるし文字読めないし英語カタコトだしでなかなか会場にたどり着けないというハプニングが。まぁ迷子になっている間も旅の醍醐味ということで、のんきに出店でサワークリームを和えた鹿肉を食べたり、ミートボールやクレープを食べたり、路上の歌や演奏を聴いたり、伝統的な建物を再現した建物や物販小屋をのぞいたり、地ビールを飲んだり、自然や野鳥を愛でたり、、すっかり楽しんでしまいました。夏至祭目的で訪れましたが、なかなか楽しめるスポットでしたのでお時間のある旅行をされる方にはおすすめです。(お時間のない方はガラムスタン旧市街を優先されると良いかと思います)























次回、いよいよ夏至祭に参加します!

続く

建築と時間と妹島和世

2021.11.23 /

ずっと気になっていたホンマタカシさんによる映像作品。被写体は世界的な建築家・妹島和世さん。建築というより人にフォーカスしたドキュメンタリーに近い映像です。妹島さんの最新作、大阪芸術大学アートサイエンス学科新校舎をめぐるコンペからはじまり、建築家の思考の一部を頼りに最終案に至る経緯や、建築関係者であれば周知のことですが、膨大な情報量を扱う建築設計の延々と修正を重ねる超アナログ的なものづくりの実態というか、真実というか、裏側というか、そういう膨大なエネルギーが淡々とした映像の中でさらりとトリミングされています。決して説明的でないところというか、生っぽいようで僅かに編集されているというか、作為を限りなく押さえつつ作為があるというか、まぁそれを表現と呼ぶのでしょうけど、そのあたりがホンマさんらしくて良いなと僕は思いました。深読みかもしれないけど、映像の独特の間というかトリミングというか、なんだか妹島さんの建築とリンクしているような印象を受けました。本作は建築家のキャリアや哲学を知るための映像では無いので、妹島さんのことをすでにある程度知っている方やホンマさんのファンの方におすすめの映像作品です。

若久の現場

2021.11.23 /




福岡市南区若久にて、ご夫婦のための住まいの新築現場が進んでいます。住宅処女作のちいさな家に続き、なんと屋内の扉がトイレと浴室だけのストイックな「都市型立体ワンルームハウス」となる予定です。いつもやっていることですが、ひとつひとつの寸法や納まりを一度描き上げた設計図まかせにせず、ゼロベースで何度も考え直し、慎重に、丁寧に決めていっています。あと2ヶ月ほどで完成です。