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KOSUKE ARIYOSHI

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建築と時間と妹島和世

2021.11.23 /

ずっと気になっていたホンマタカシさんによる映像作品。被写体は世界的な建築家・妹島和世さん。建築というより人にフォーカスしたドキュメンタリーに近い映像です。妹島さんの最新作、大阪芸術大学アートサイエンス学科新校舎をめぐるコンペからはじまり、建築家の思考の一部を頼りに最終案に至る経緯や、建築関係者であれば周知のことですが、膨大な情報量を扱う建築設計の延々と修正を重ねる超アナログ的なものづくりの実態というか、真実というか、裏側というか、そういう膨大なエネルギーが淡々とした映像の中でさらりとトリミングされています。決して説明的でないところというか、生っぽいようで僅かに編集されているというか、作為を限りなく押さえつつ作為があるというか、まぁそれを表現と呼ぶのでしょうけど、そのあたりがホンマさんらしくて良いなと僕は思いました。深読みかもしれないけど、映像の独特の間というかトリミングというか、なんだか妹島さんの建築とリンクしているような印象を受けました。本作は建築家のキャリアや哲学を知るための映像では無いので、妹島さんのことをすでにある程度知っている方やホンマさんのファンの方におすすめの映像作品です。

若久の現場

2021.11.23 /




福岡市南区若久にて、ご夫婦のための住まいの新築現場が進んでいます。住宅処女作のちいさな家に続き、なんと屋内の扉がトイレと浴室だけのストイックな「都市型立体ワンルームハウス」となる予定です。いつもやっていることですが、ひとつひとつの寸法や納まりを一度描き上げた設計図まかせにせず、ゼロベースで何度も考え直し、慎重に、丁寧に決めていっています。あと2ヶ月ほどで完成です。