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KOSUKE ARIYOSHI

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“Opening the Door of the World” Kimiko Chikuma Solo exhibition

2021.05.18 /


現代アート作家、竹馬紀美子氏の個展が台湾・CCギャラリーにて開催されます。少女をモチーフとする色彩豊かな表現が目を惹きます。このような時節にはなりますが、ご興味ございましたらぜひお立ち寄りください。実は、竹馬氏ご夫婦は現在進行中プロジェクトのクライアントでもあります。会期中、残念ながら会場にはいらっしゃらないようですが、お人柄もとても素敵な方ですよ!
(開催日が5月25日からに変更となったようですので、どうぞご注意ください)

竹馬紀美子ウェブサイト
イベント詳細

Slow Motion

2021.05.13 /

僕の好きなバンドのひとつ”Polaris”は、Vo.オオヤユウスケとフィッシュマンズのBass.柏原譲によるユニット。中でも2002年にリリースされた”HOME”に収録されている本曲は本当に名曲で、みなさんに今まさに聴いてほしいと思ったのでご紹介させていただきます。この曲は、歌詞がどうとかそういうものではないけれど、とにかく曲が良い。とても美しくて、優しくて、これで十分というか、あらゆることが些細なことに思えてくる、そんな楽曲です。

このアルバムに収録の”光と影”や”季節”も最高なのでぜひアルバムで聴いてほしいです。内にこもりがちな現代、なんでもない時間を豊かにできる音楽をセレクトすることも、ある意味空間デザインのひとつだと思います。”HOME”おすすめです。

Opening of Maison HAKOSHIMA

2021.05.06 /







5月6日、博多区御供所町に「Maison HAKOSHIMA」という小さなテキスタイルメーカーが誕生します。戦前まで生産されていた「箱崎縞」を復元し、衣類の販売と喫茶スペースがひとつになったユニークなお店となります。喫茶では、ハンドドリップのコーヒーや茶葉にこだわった紅茶、ほうじ茶、素材や製法にこだわったオリジナルの手焼き菓子が頂けます。

御供所町は、博多駅のほど近くにもかかわらず由緒ある寺院が数多く残る街です。街自体にどことなく気品や気概が漂っており、古きものを尊重する心、すなわち時間の蓄積を大切にする心や、一方で自由を許容していることの表れでしょうか個性豊かな店舗がひっそりと点在しています。そのような文脈を踏まえ、極端に原型を変えるというよりもできるだけ既存(場の記憶、時の蓄積)の継承を考え、最小限の手数で店舗としての機能とブランド表現を両立できるように構成や寸法、素材や仕上を慎重に考えていきました。がらんとした荒々しいむき出しの躯体に、無節・無垢・無塗装の白っぽい木塊のような極小の厨房をそっと置く、ただそれだけで場に必要な緊張感を創出しつつ、洋の喫茶と和のギャラリー双方を適度にゾーニングしながらも違和感なくつないでいます。今は先のみえにくい時代ですが、素地(Nude/ヌード)であることは、今後様々な変化に対応できる余白の多い計画とも言えます。この空間の為にデザインしたオリジナルのペンダント照明もピリリと良いアクセントになったかと思います。

また、空間の最奥には博多織の現役織機が鎮座しています。日頃なかなか見れない道具を、今回の計画で気軽に見ることができる機会も生まれました。このように、ささやかな計画ながら、街、喫茶、ギャラリー、織機というように、古いものや新しいもの、美味しいものや文化的なものを空間として結び、御供所町に優しい賑わいを生み、ひいては美しい街並みの一部となっていくことを最大の目標に据え、取り組んできました。

ぜひ一度訪れてみてください。

店名:Maison HAKOSHIMA
住所:博多区御供所町12-2
施工:村松健太/KENTAS
プロダクト製作:酒井航/DOUBLE=DOUBLE FURNITURE
材料協力:峯公一郎/九銘協、鷹野宏典/鷹野木材
植栽:つむぎ
ロゴ・包装図案:牧野伊三夫
菓子レシピ:山本ゆりこ

TO NAGAYU & TAKETA

2021.03.21 /




















大分二日目。この日は長湯温泉、竹田城下町、最後に朝倉文夫記念館と巡っていきます。二日酔いでスタートしましたが、クアパークの重炭酸泉に入ってナント全回復。血流が増大し、凄まじい効能を肌で感じました。ラムネ温泉は低温のため冬季はおすすめできませんが、重炭酸泉は比較的暖かかくておすすめです!
この日は建築事務所らしく、建築もりもり見学デー。ワークヴィジョンズ(チラ見)、象設計集団、山口隆史(チラ見)、藤森照信、坂茂、首藤廣剛(アルカイック)、隈研吾、塩塚隆生、清家清、、お腹いっぱいです笑
どれも見どころありますが、塩塚さんの竹田市立図書館と清家清さんの朝倉文夫記念館が特に良かったかな。建築以外では、リカドのランチも美味しかったし、かどぱんも○、アーティストであるオレクトロニカのお二人が運営する傾く家も良かったし、竹田の石垣もすごく良かった。時間の都合で民具屋に行けなかったことだけが残念!次回の楽しみにとっておこうと思います。