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KOSUKE ARIYOSHI

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TO SCANDINAVIA 2nd day Vol.1

2020.06.09 /

●北欧2日目(①〜②)Finland

①ホテル朝食 → ②散歩 → ③復活の礼拝堂 → ④聖十字架礼拝堂 → ⑤ピネラレストラン → ⑥聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂 → ⑦ヘスバーガー

2日目、この日は街の散策と3つの礼拝堂見学が主な目的。ちなみにホテルの方曰く、トゥルクを訪れる日本人は(僕らは日本人には一人も出会いませんでしたが)ほとんどがムーミン目的のようで、違うと言うと意外な顔をしていました。この日の記事はボリュームがあり過ぎるので数回に分けてアップします。

今朝はフィンランドに来てはじめての朝食。今回ホテルはすべて朝食付にしたのですが、基本的にどのホテルも朝食はバイキング形式で非常に美味。しかも旅が進み、ホテルを替えるごとに美味しくなっていったのには感動しました。中でも野菜と乳製品は特別でした。

朝食後、旅行計画中から必ず見ると決めていた『復活の礼拝堂』のオープンまで時間があった為、のんびり散歩をすることに。古い建物や街路、河川の風景や広大な緑地、どれも素晴らしい風景ばかり。そう言えば、飼い犬はたくさん見ましたが(犬は電車にも一緒に乗ります)、日本と違って猫は全く見かけません。坂道が多くなかなか息が切れますが、それもまた変化に富む景色を生み出している一つの要因かなとも思います。「絵になる景色」とはよく言ったものですね。まさにそんな印象です。気候もよく、とても気持ちの良いスタートです。















続く

TO SCANDINAVIA 1st day

2020.05.24 /

●北欧1日目/Japan to Finland

①福岡国際空港(フィンエアー) → ②ヴァンター空港 → ③VR(フィンランド鉄道) → ④ヘルシンキ → ⑤カンピ礼拝堂 → ⑥オンニバス(高速バス) → ⑦トゥルク

フィンランドとスウェーデンを巡る北欧の旅、14日間の記録です。初日は福岡からフィンランドの首都「ヘルシンキ」を経由し、高速バスに乗って西の古都「トゥルク」へと一気に向かいます。自宅を出発してから移動、移動、移動に継ぐ移動で、トゥルクのホテルに着くまでに実に17時間半!体力に一抹の不安を残しつつ、今日から2週間の長旅がはじまります。

今回はじめての北欧&フィンエアー。北欧のこと、フィンエアーのことは、organ店主の武末さんにいつもたくさんお話を聞いていたので、とても楽しみにしていました。事前予約の段階でシートを「エコノミー」より少し座席が広い「エコノミーコンフォート」に変更しておくことを教わっていたのですが、これが正解。シートは快適で、さらにマリメッコのアメニティ(アイマスクや耳栓、歯ブラシほか)がもれなく付いてきます。(往復で2つもらえるので1つは母へのお土産にできました。)機内食は計2回、さっぱり味のベリージュースが美味しくておすすめです。


約10時間半のフライトを経てヴァンター空港に到着。周りに日本人は一人もいませんでしたが、海外に来た実感は何故だかまだありません。VR(フィンランド鉄道)でヘルシンキ中央駅まで一気に移動します。VRのチケットは駅ホームの券売機で買いました。(よくわからずに1区間短いチケットを買ってしまっていたようでしたが、ちゃっかり目的地まで辿り着けました笑。抜き打ち検査にばれると罰金が科せられるそうですので皆さんは気をつけてくださいね)







VRに乗りしばらく走っていると、車窓には緑いっぱいの美しい景色が。おそらく白樺です。感動と共にようやく実感が湧いてきます。


VRに揺られること30分、終着駅の『ヘルシンキ中央駅』に到着。設計はエリエル・サーリネン。建築や家具に詳しい人ならエーロ・サーリネンと言えばピンとくるでしょうか、エリエル・サーリネンは彼の実父です。そのヘルシンキ中央駅からオンニバス(高速バス)に乗るためにカンピバスセンターへ歩いて向かいます。





途中、丘のような謎の起伏(後でAmosRexという美術館であることが判明。帰国前日に行ってきたので追って記事にします)を横目に、『カンピ礼拝堂』へ。2012年にK2Sアーキテクツによって設計された卵型の木造の礼拝堂で、中に入ると都市の中とは思えない静寂と、天井際を一周するトップライトからの光に満たされた柔らかな空間が印象的な建築です。内部は撮影禁止ですが、無料で入れます。


礼拝堂を見学した後、カンピショッピングセンターでアメリカンチェリーを、地下のバスセンターの売店で軽食とドリンクを買い、バスに乗り込みます。予約はすべて事前にネットで済ませていた為、とてもスムーズでした(ちゃんと予約とれているか不安でしたが大丈夫でした)。このオンニバス、トゥルクまで2時間半の移動で一人14.4ユーロ(約1,740円)。おそらくヘルシンキから最安の移動手段ではなかろうかと思います。



バスに揺られて2時間半、ついにこの日の目的地トゥルクへ到着。水の都トゥルクは、フィンランドがロシアに占領されるまでのかつての首都としての歴史があります。日本で言うところの京都のようなイメージでしょうか。建築家のアルヴァ・アールトが最初に事務所を構えた地でもあり、アールト初期の代表作パイミオのサナトリウムもこの時期に設計されました。バスを降りると、目の前にはフィンランド最古の教会『トゥルク大聖堂』が。こちらも後日訪れますが、大聖堂と河川、そのほとりの芝生で日光浴をする人々、素直に美しい光景です。




トゥルクの風景を横目に、ホテルにチェックイン。フィンランドは白夜の為、夜になっても日がほとんど沈みません。現在フィンランド時間で20時、移動疲れと明日からの長旅に備えて就寝しました。

続く

Although it’s a stay home.

2020.05.20 /

「ステイホーム!(家にいなさい!)」とは言え、旅行が好きな僕は、やっぱりどこぞに行きたくて日々モゾモゾしてしまいます。そこはもちろん「ステイホーム」なので、自宅近くの河川敷くらいで我慢しているわけですが。

実はもともと今年4月に滋賀、10月にドイツに行こうと計画しておりまして、見事に白紙になりました。僕は旅行に行く前に予定をみっちり立てて行くのが好きで(予定を立てるなかでその街のことをあれこれ想像したり詳しくなったりするのが楽しいのです)、滋賀なんて3泊分の予定を完璧に立てていたのがすべて水の泡。まぁ脳内旅行は十分楽しめたし、多少の知識は得られたので納得はしていますが、いや、しかし日本三大山車祭りの1つ「長浜曳山(ひきやま)まつり」は見たかった!特に「子ども歌舞伎」はまた別の機会でぜひ拝見したいと思います。

家にいたって旅行気分を味わいたい(僕自身が)。ということで、昨年の海外旅行の写真を整理したりしています。で、せっかくなので、需要があるかはわかりませんが、ここに載っけていこうかなと思います。コロナ収束を願いつつ、今後旅行予定の方には参考になれば幸いですし、そうじゃない方にとっても、異国の不思議だったり美しい情景を(写真のクオリティはともかく)感じ取ってもらえるといいなと思います。更新はあいかわらず不定期になるかと思いますが気長にお楽しみ頂ければ幸いです。