NOTEQUAL

KOSUKE ARIYOSHI

© NOTEQUAL ALL RIGHTS RESERVED.

a house

2017.08.05 /





とある住宅が、お引き渡しを控えています。
今回はとても珍しいかたちですが、
デザイナーの方のトータルサポートとして
建築の取りまとめをさせて頂いています。
構造から素材、ディテール、法規から手続き、
様々な調整や設計を繰り返し、
ようやく全貌がみえてきました。
シンプルだけど表情豊かな、
大らかだけど繊細かつ端正な、
そんな奥行きのある住宅になりそうです。
あともう一息です。

棚の間

2017.07.17 /



数年前に別会社にてデザイン改修済み住宅の、
再改修プロジェクトが大筋完了しました。
劇的な改修ではなく、既存の意匠を尊重し、
まるではじめからそうであったかのような、
でも確実に利便性や空間性が向上する設計を
最小限の手数で行っています。

改修は色々と行っていますが、
特にメインとなるのが、このLDKの一角。
LDKに隣接した寝室を解体し、ワークスペースに改修しました。
既存寝室の押入から渦巻き状に棚が延伸し、
LDKの一部を抱き込むようにして生まれた
中央部の空間が書斎となっています。
棚はその全体が収納であり、間仕切りであり、
ディスプレイスペースであり、そしてワークスペースです。
様々な奥行や幅、表や裏、方位や位置によって、
使い方や置く物の性格を柔らかく分類できるようになっています。
住まい手が自身で考え使う為の余白の計画です。
書斎は壁や扉で仕切っていない為、
LDKと柔らかに繋がり、適度に離れ、
家族の気配を感じながら想い想いに過ごす事ができます。

暮らしに合わない空間に住むということは、
サイズの合っていない服を着ているようなもの。
住まいは毎日使うもの、永く使うものなので、
もし何かに不安や不満をお持ちであるなら、
身近なプロにできるだけ早くご相談されることを
お勧めします。

余談ですが、、最後の画像、
宮島達男さんのアートみたいになっていますが
まったくの偶然です笑

neutral

2017.06.30 /

いつも、どんなプロジェクトに取り組む場合も、
できるだけニュートラルな状態からはじめるようにしています。
手癖や定石、常識を一旦取り払って、今まさに、本当に必要なボリューム、
構成、繋がり、素材、仕上、ディテール、そしてバランスを考え、
一つ一つ丁寧に解いていくことを心がけています。

南区で新たな改修案件がスタートしています。
今回も、今回だからこそ、より良く活きるテーマと考え方で、
絶賛取り組み中です。

大楠の現場

2017.05.10 /


ドナルド・ジャッドとまではいきませんが、
水平と垂直のリズムが美しい現場が進行中です。
1つの形態が、様々な問題の解決、新たな要望、
より豊かな家族関係や暮らしを実現する、
まるで1つの建築のような造作物を造ります。
あと一息です。