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KOSUKE ARIYOSHI

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上棟式

2015.12.12 /

jyoto

先週、福岡市内で工事中の住宅が無事に上棟しました。

住宅の屋根のてっぺんにある梁を棟(むね)と呼ぶのですが、その棟が最後に組まれることで建物の構造、つまり骨組みが完成します。
棟が上がることで骨組みが完成することから上棟と呼ばれ、上棟式ではその棟上げを祝い、大工さんを労い、引き続き工事の安全を祈願します。

上棟式の後には餅まきを行いました。
災いを祓い、みんなで喜びや福を分かち合う、
ご近所のみなさんとのお近づきのご挨拶のようなものです。

新たな土地に住むということは、ご近所さんにとっても建主さんと同じくとてもナイーブなこと。
上棟式や餅まきは、実は失われつつある風習ですが、そのような丁寧な人肌感覚はいつの時代でも大切なことだと思っているためできるだけ行うことをおすすめしています。

TO GOSHI

2015.11.18 /

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縁あって、本格的に活動をはじめたばかりの若い陶芸家のもとを訪ねました。
場所は熊本県合志市。のどかな宅地の中に佇む建材倉庫跡をアトリエとして使用しています。
作業場は手製の木柵で囲われていて、倉庫の裏には野菜畑が、
敷地のコーナーには味わいのある樹木が1本、見守るように立っています。
今後手を加えていけば、もっともっと良い雰囲気の空間になるはず。
本題もそこそこに、そんな頼まれてもいない楽しい想像を交えつつ、
ゆったりとした時間をしばし過ごさせて頂きました。

地鎮祭

2015.10.24 /

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お祝いごとは、やっぱりお日柄が良いと最高ですね。
土地に敬意を払い、これからのご家族のご多幸と、工事の安全を祈願しました。
最近は地鎮祭を行わないケースも増えてきていると聞いたことがありますが、
メンバーがあらためて気持ちを一つにする為の大切な行事だと僕は思います。
来月からいよいよ着工です。

棟上げ

2015.09.30 /

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本日、無事に棟(むね)があがりました。
なんだか変わったシルエットですが、
右後ろに見える2つこぶの山と
左側の住宅群の勾配屋根との調和を意識しています。

この2つこぶの山は、実は「ボタ山」という
石炭の採掘時に出る廃土や廃石を積み上げてできたものです。
ボタ山は炭坑の歴史を象徴する山で、
街にとっても貴重な景観となっています。
(厳密には2つこぶ部分以外もボタ山)

棟上げは、建築の現場でもっとも多くの大工さんが集まる工程です。
基礎しかなかったところに皆で協力して一気に建ち上げる様は、
何度みても感動します。